ロシア・プレミアリーグ

現在ロシア・プレミア・リーグは従来の春秋シーズンから昨シーズンの変則的なシーズンを経て、ヨーロッパ基準の秋春シーズンと移行しました。移行の要因としましては、選手の移籍期間・CL等ヨーロッパ戦の日程・代表戦の日程において生じた問題の解消が挙げられます。ただ気候の問題により12月から3月は休止期間となり、実際には2シーズン制の形をとる事もあってロシア・サッカー協会内部では従来の春秋制に戻す声も聞かれますが、2018年の自国W杯開催までは秋春制に移行したままでしょう。

              

順位

チーム名

 1 

PFC チェスカ・モスクワ

 2 

FCアンジ・マハチカラ

 3 

FCゼニト・

サンクトペテルブルク 

 

FCクバン・クラスノダール

 5 

FCテレク・グロズヌイ

 6

FCスパルタク・モスクワ

 7

FCルビン・カザン

 8 

FCロコモティフ・モスクワ

 9

FCディナモ・モスクワ

10 

FCクラスノダール

11 

FCロストフ

12 

FCアムカル・ペルミ

13

FCヴォルガ・ニジニ・ノヴゴロド

14

クリリヤ・ソヴェトフ・サマーラ

15 

FCアラニア・ウラジカフカス

16 

FCモルドヴィア・サランスク

  ※青字はCL・赤字はEL参加資格

現在、ロシア・プレミア・リーグは世界で最も景気のいいリーグの一つでしょう。背景にあるのはオイル・マネーを起点とした国力の上昇ですが、それに伴う資産家等によるクラブの買収・強化があります。つい3年前までは全く無名のクラブだったFCアンジ・マハチカラはその最たる例でしょう。ロベルト・カルロスの獲得で知名度を上げると、エトーの獲得に成功。そして監督にヒディングを迎え、今季は最後にチェスカモスクワに抜かれたものの、2位と優勝争いのポジションで前半戦を折り返しています。かつてロシアはスパルタク・モスクワを筆頭としたモスクワ勢で上位を独占していましたが、積極的な補強が可能となったクラブの躍進もあり、上位の勢力図は変わりつつあります。また以前はロシアは大金をはたいてピークの過ぎた有名選手をとるという話もありましたが、現在はヨーロッパ・南米からの現代表選手を含む効率的な補強が可能となり、CLでの上位進出を狙っています。 問題点としては外国人選手出場枠の多さに伴う自国選手の出場機会の減少等も挙げられますが、ロシア・リーグ独特の気候の変化、移動距離、そしてメンタリティーの違い等による獲得選手のスランプとそこに生じるチームとしてのジレンマ(今季のゼニトのように)も挙げられます。2018年自国W杯開催も控え、現在ロシア・サッカー界は過度期にあると言って良いでしょう。