ロシア・プレミアリーグ開幕展望

 

ロシア・プレミアリーグはウインターブレイクが開け、3月より再開します。リーグ再開に先立ち各クラブは国外での合宿や親善試合を精力的にこなしてきましたが、一足先にEUリーグ・トーナメント1回戦にてアンジ・マハチカラ、ゼニト・サンクトペテルブルグ、ルビン・カザンの3チームは既に始動しています。

 

親善試合をこなしているとはいえ、長いウインターブレイク中での初の公式戦でアンジ・マハチカラはハノーファー96に3-1、ゼニト・サンクトペテルブルグはリヴァプールに2-0、そしてルビン・カザンはリーガエスパニョーラで好調の前回王者アトレティコ・マドリッドにアウェーで2-0で勝利しています。ロシア勢はこのコンベンションで今まで結果を残しており優勝も期待されています。


国内リーグではチェスカ・モスクワ、アンジ・マハチカラ、ゼニト・サンクトペテルブルグが優勝争いを繰り広げるでしょう。その中でも冬の移籍マーケットでまたしても話題をさらったアンジ・マハチカラはウクライナのシャフタール・ドネツクから推定40億円でブラジル代表MFウイリアンを獲得しました。ウイリアンはチェルシー等のビッククラブも獲得を狙った注目銘柄で、冬の移籍となりましたがウインターブレイク期間の長さとウクライナリーグでの経験、そしてヒディング監督のマネージメント能力があればチームに溶け込むのもさほど時間がかかるとは思われず、今季国内リーグの優勝、来季チャンピオンズリーグでのトーナメント進出を目指すチームにとっては貴重な戦力になるでしょう。

現在1位のチェスカ・モスクワはヴァグネル・ラブ選手の帰還、そして本田選手の残留は大きなアドバンテージです。ビッククラブへの移籍を希望し続けている本田選手の残留ですが、クラブ側の引き留めという見方の一方で、実際に見合った移籍金を支払うクラブが現れないという現実問題があります。そこには攻撃的MFとしてスピードに乗った状態での個の仕掛けに難があるという問題点があるでしょう。ただ勿論キープ力や視野の広さ、シュート力等に関してはスピードの不足を補う一流の力があるので、ビッククラブに移籍した場合は活躍する事は間違いありません。

またチェスカ・モスクワとしても移籍先をビッククラブに限定しているのはクラブのイメージアップを図っている部分もあります。自身のヨーロッパにおけるステータスを上げる為には強烈な個性があり、またチームの中心選手である本田選手を純粋な戦力としては勿論ですがマーケティング的にも安売りは出来ないでしょう。その自身の価値の高さから移籍出来ないという現実もありますが、今夏の移籍は間違いないでしょう。

 

ゼニト・サンクトペテルブルグは一時期のチーム内の内紛は収まりつつあり、フッキ選手も本来の実力を発揮してきています。しかしチームの中心選手であるロシア代表イゴール・デニソフ選手、ロマン・シロコフ選手のイングランド等への移籍が噂されており、予断は許せません。